部屋としてのHOME
サイトのHOMEを一枚の案内板として考えると、必要な情報をきれいに並べることが先に立つ。けれどNUSHILABで作りたいのは、情報の量だけでは説明できない場所だった。
夜の窓と木の机を置いたのは、ここを「誰かが使っている部屋」として感じられるようにするためだ。更新履歴は紙、DIARYはノート、AI OEKAKI BBSはアルバムになる。それぞれが同じカードの形に収まらず、役割に合った物体として机に置かれている。
空白を残す
平成の個人サイトには、整いすぎていないことから生まれる気配がある。だからといって、懐かしい素材を画面いっぱいに並べればよいわけではない。
- 読む場所には十分な余白を置く
- 入口は見つけられるが、すべてを説明しすぎない
- 小物はあとから交換できる構造にする
机の上の空白も、まだ作られていないコンテンツの居場所である。完成を急いで埋めるより、少しずつ物が増えていく方が、このサイトには似合う気がしている。
ページを増やすことは、部屋に新しい棚を置くことに少し似ている。
次に試すこと
窓の空は、訪問者のローカル時刻に合わせて変化させたい。昼と夜を機械的に切り替えるだけでなく、夕暮れや夜明けの短い時間も残せると面白そうだ。
素材が完成するまではCSSと簡単なSVGで位置と大きさを確かめる。見た目を固定する前に、PCでもスマートフォンでもこの部屋に無理なく入れるかを見ていく。